田舎の朝は早い。あたりが明るくなり始めると。特に夏は。そして年寄りは。
日曜日 朝、７時半過ぎ ピンポーン。この時間に誰？ 

時間、曜日、関係ない、お日様がのぼったら、だれが来るかわからない、
起きてはいても パジャマは不味い。

ここに暮らして、ひと月ほど経った日のこと、真冬の深夜 ドンドンとたたき起こされた。亡くなったから来いと。お隣さんの言われるままパジャマの上に半纏を着て、今は亡き義父が出かけた。（大事ごとは長老が出る ）役割分担　当日と片付けのお手伝い。　別な日、義父は風邪、主人は昼勤？で留守、仕方ないので私が参加、後日、こういう時は 男が来るもんじゃ（なんという田舎なんだろう）と思ったこともあったが、受け入れてもらえて 今日に至っている。ありがたいと思う。

早朝４時から 草刈り機の音、日が出たら暑いので、気持ちは十分わかる。
でも、うちは 三交代制の勤め人。仕事から帰って、これから寝るのに 曜日構わず 早朝からうるさい。など

そんなこともあったなぁ　と思い出す。
あれから４０年以上も過ぎ、今はそんな時代ではなくなった。
義両親を見送り、子供達も家を出た。地域の年長者も少しづついなくなり、今や、私たちが 年長者となりつつある。